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森見登美彦「太陽の塔」がくれた勇気

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こんにちは朝と夜が冷え込んでますね。逆にお昼は汗ばむくらい暑い。太陽の力ってすごい。今日は太陽つながりで、森見登美彦さんの「太陽の塔」という小説を紹介していこうと思います。実はこのブログは「太陽の塔」にインスパイアされて生まれたのです。

 

もくじ

・森見登美彦さんとは

・超個性派なキャラクターたち

・なぜそんなに自己を肯定できるのか

・みなさん森見さんの文章がお好きなようですが

・まとめ

 

 

 

森見登美彦さんとは

作者の森見登美彦さんは京都大学農学部を卒業後、2003年に「太陽の塔」で日本ファンタジーノベル大賞を受賞され、デビューされました。
彼の著書は、本好きには「夜は短し歩けよ乙女」、アニメ好きには「四畳半神話大系」が有名なのではないでしょうか。
森見登美彦さんの著書ではご出身の京都大学の学生という主人公が多く、特徴的な言い回しにより物語を展開するという特徴があります。

 

 

超個性派なキャラクターたち

太陽の塔」に登場するキャラクターは「なにかをこじらせている」ひとがほとんど。たぶん最終的に人生もこじらせているのでは。
主人公(以下、森元)は五回生で半年の休学中。アンチクリスマスを掲げて仲間とともに世の中に抵抗します。「痛い」とも見えるほどのアンチぶり。そんな彼の仲間たちも、何かに悩み、強すぎる個性を抱えながらとても生きにくそうな人たちばかりなんです。

 

 

なぜそんなに自己を肯定できるのか

世の中は生きにくい、けれども森元は絶大な自己肯定によって身を支えます。(私の自己投影が入りすぎている解釈かもしれませんが)
とくに同感したのは、彼が休学中だということ。そして学校に行きにくいこと。もしかして主人公も私と同じ気持ちを感じているのではないか。そんな思い上がりをしました。
学校に行くことは普通で、行けないのは何か問題があるのではないか(または怠け者だ)なんて空気感があります。だのに森元はいつだって自分を疑いません。強い信念があります。本当は自分は間違っているかもしれないし、「痛い」と言われるようなことをしているとわかっていながら…。

そんな森元に胸を打たれ、このブログがあります。
「ひきこもりがなんだ!」
「学校に行きにくいからってなんだ!」
「外なんてきらいだ!」
そんな言葉が内から滲み出てきて、これを肯定してみようかと思ったんです。以前はネット上で自分がひきこもり性質だなんて言えませんでした。ネットへの発信は皆さんの理想的なことを書かなければいけない、誰よりも強くて、ポジティブな自分を見せなければ、なんて思ってしまっていました。
いまではひきこもりを前面に出して、少し恐怖しながら自分の思うように発言しています。これからもそういう場にしたいです。このブログが始まったのは、「太陽の塔」のおかげなんですね。

 

 

みなさん森見さんの文体がお好きなようですが

私はそうでもないです。さっきまで「この小説にインスパイアされました」みたいなことを言っておいて裏切りのようですが。
確かに私の読んだことのある作風の中で似たもののないものだと思います。様々なことを遠回しに表現されるのがとっても上手です。
しかし私がはじめて森見さんの作品にふれたのが、アニメ版の「四畳半神話大系」なんです。本より先に「生の声」をもってあのナレーションを味わってしまっていたんです。そのナレーションのクオリティーったら、アニメを見てから5年は経っているのに印象に残っています。なので小説では驚きが少なかったのかもしれません。森見登美彦さんに興味を持たれた方、ぜひ「四畳半神話大系」のアニメを見ることをお勧めします。

 

 

まとめ

今回は森見登美彦さんの「太陽の塔」について、私のエピソード付きでご紹介させていただきました。いかがだったでしょうか。
私の友人に森見さんの小説のファンが二人ほどおりまして、今度森見作品の聖地巡礼に私も連れて行ってもらえるようなので、これからも森見さんの作品を読んでみようと思います。何冊か読んだころにはすっかり彼の文体に嵌まっているような気がしてなりません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

太陽の塔

太陽の塔